エクオールのコラム

健康美を維持してランニングを楽しむ秘訣

林 幸枝先生
林 幸枝 (はやし・ゆきえ) 先生

株式会社ラントゥービー代表/矯正歯科医

株式会社ラントゥービー代表。矯正歯科医として診療に従事するかたわら、自社のラボで「食育、歯育、姿勢、噛むこと」をテーマに研究、講演活動などを行う。部長をつとめるポジカル女子部では、心と体の共感をテーマに、”わたしの木を育てる”活動をスタート。これからも走る楽しさ、美しく豊かなライフスタイルを探求していく。また、公認ランニングドクター@として全国のフルマラソンを走破する健脚。

ポジカル女子部:https://www.facebook.com/posical.jyoshi

年齢を問わず、女性のランナーが増えています。しかし、なかには健康維持を目的に始めたはずなのに、かえって不調を招いてしまう人もいるようです。
そこで、ランニング研究所と歯科施設が一体となったラボ「ラントゥービー」の林幸枝先生に、女性ランナーの心と体の課題、そしてライフステージごとの変化とうまく付き合いながらランニングを楽しむコツについてお話をうかがいました。

「走る=健康」とは限らない!?専門医に聞きました

女性ランナーが増えている反面、健康面で気になることも……

――どのような経緯で、ランニングドクター®になられたのでしょうか?
ランニングを始めたのは、39歳のときです。父親の介護の合間に気分転換に走ってみたら、気持ちがとてもすっきりして。そこからどんどん熱中していきました。
2回目の東京マラソンに出たときに、十字が描かれたビブスをつけて走っている人を見かけて。その方たちが、日本医師ジョガーズ連盟というNPOの「ランニングドクター®」であることを知り、自分も活動に参加することになりました(※)。
――健康づくりの一環として、ランニングを始める女性も多いと聞きます。
ランニングを楽しむ女性はとても増えています。心肺機能や筋力を維持・向上するだけでなく、達成感や満足感が得られるランニングは、精神的にもよいアクティビティです。その一方で、真面目に取り組みすぎる人もいるのが気になります。
また、「走っている」というと、それだけで健康的な生活を送れているように考えがちですが、実は食事や生活習慣が乱れている人も意外にいるのです。

――「走る=健康」という思い込みが、かえって健康を損ねてしまうのでしょうか?
たとえば、「毎日走らなければいけない」と思い込んで、残業して帰ってきても夜中に走りに出たり、ひどいケースだと飲み会後に走ったりするという話も聞きます。実は、走りはじめた頃の私もそうでした。
また、よいパフォーマンスを出すうえで重要な食事に無頓着な人も見かけます。栄養面では、タンパク質の不足が目立ちますね。筋肉をつくってエネルギーを生み出すには、ビタミンやミネラル、酵素をバランスよく摂取することも欠かせません。なかには、菓子パンひとつ食べてマラソンに臨むなど、明らかに栄養が不足している人もマラソン大会ではよく見かけます。

女性ランナーが健康美を保ちながらランニングを楽しむには?

――そのほかに、女性ランナーを見て気になることはありますか?
「脂肪不足」も気になりますね。ランナーに限らず、女性は脂質を「太るもの、体に悪いもの」として敬遠しがちですが、良質な脂を避けるとかえって代謝のパフォーマンスが落ちます。また、月経周期をコントロールして、美容と健康に大きな影響を及ぼす女性ホルモンの材料は、コレステロール。つまり、脂なのです。
女性ランナーは、「余分な脂肪が体についていない自分」を誇りに思いがちですが、あまり極端に脂を避けると、女性ホルモンの正常な分泌にも影響するのではないかと考えています。

――健康美を保ちながらランニングを楽しむには、どうすればよいのでしょうか?
20代をピークに、女性ホルモンの分泌は少なくなっていきます。とくに40代以降は対策をしていないままだと、骨密度も減少してしまいます。顔の骨密度が低下すれば、目が落ちくぼんで見えるなど、見た目年齢にも影響がありそうです。
また、ランナーはどうしても日焼けしがちで、光老化の影響が進行しやすいもの。やせているのもあいまって、老け顔が進みやすい気がします。美容のためにもパフォーマンスのためにも、女性ホルモンを積極的に意識するといいと思います。

女性ランナーは健康を過信せず、変化する心身と向き合うことが大切

――ホルモンケアを意識するうえで気をつけたいことは何でしょうか?
女性の体や心は、女性ホルモンの働きに大いに影響されます。だからこそ、女性ランナーは「走っていれば健康」と過信せず、ライフステージ全体を見て自分の体と向き合うことが大切です。それが、本当の意味での「女子力アップ」、女性としての自分らしさ、美しさを高めていくことにつながるのではないでしょうか。
最近ではオシャレなランニングウェアがたくさんありますが、ランニングウェアを着ると、自然と背筋が伸びて姿勢がよくなる、若く見えるといった効果も期待できます。アウターをお気に入りのものでそろえて「アウター女子力」を高めるように、女性ホルモンのケアをして「インナー女子力」も一緒に高めていきたいですね。

40代以降の女性ランナーを支える、大豆由来のエクオール

――最後に、40代以降の女性がランニングを楽しむコツを教えてください。
私のまわりでも、50代の女性ランナーがとても増えていて、どんどんよい記録を出しています。もし、閉経前後で体調の変化があるときには、無理をせずにいったんペースダウンして、つらい時期をくぐり抜けてから記録をねらうのもいいと思います。
また、大豆由来のエクオールは女性ホルモンに似た作用を持つ成分で、女性ホルモンの分泌減少によって起こるさまざまな症状の緩和に役立ちます。年を重ねるにつれて低下する女性ホルモンの働きをおだやかに補うことで、体と心をサポートしてくれるため、女性ランナーの強い味方になってくれることでしょう。

※参考情報:ランニングドクター®
各種ランニングイベントに一般ランナーとともに参加し、コース内から医療監視を行い、万が一ランナーの健康上重大な事象に遭遇した場合は、自らのレースを中断あるいは中止してその初期対応に当たる。
ランニングドクター®とは、NPO法人日本医師ジョガーズ連盟(JMJA)に所属するランニングを愛好する医師あるいは歯科医師に対する呼称で、JMJA により商標登録されている。

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